セルマーのサックス買取相場はモデル・年代・状態で大きく異なり、10万円台から、希少なヴィンテージでは100万円を超える公開査定例まであります。
大切なのは「セルマーだから高い」と考えることではありません。参考相場と実際の買取実績を分けて見ながら、モデル、シリアル、オリジナル性、管体やタンポの状態、付属品まで確認することです。
セルマーのサックス買取相場はいくら?2026年8月時点の参考価格帯
セルマーのサックスを売ろうとしたとき、まず気になるのは「自分の一本はいくらくらいになるのか」ではないでしょうか。
結論からいうと、セルマーは同じブランドでもモデルと楽器種による価格差がかなり大きいサックスです。 さらに製造年代、仕上げ、オリジナル性、コンディションによって実際の査定額は変わります。
サックス高く売れるドットコムが2026年8月時点の参考値として公開している価格帯では、アルトサックスのAxosが10万〜23万円、Super Action 80 Serie IIが16万〜35万円、Serie IIIが18万〜38万円です。
Reference 54は22万〜42万円、Signatureは32万〜52万円、Supremeは38万〜70万円。ヴィンテージのMark VIは40万〜95万円という参考価格帯が示されています。
テナーではAxosが13万〜29万円、Super Action 80 Serie IIが20万〜42万円、Serie IIIが22万〜45万円、Reference 36 / 54が25万〜48万円です。
Signatureは38万〜65万円、Supremeは45万〜82万円、Mark VIは50万〜120万円という参考値です。
ソプラノではSA80 Serie IIが16万〜34万円、Serie IIIが20万〜40万円。バリトンではSA80 Serie IIが35万〜70万円、Serie IIIが40万〜75万円とされています。
ここで紹介するのは、あくまで2026年8月時点で公開されている「参考買取価格帯」です。実際に個別の楽器がこの金額で買い取られることを示すものではありません。
楽器種・モデル 公開参考買取価格帯 基準時点
アルト Axos 10万〜23万円 2026年8月
アルト SA80 Serie II 16万〜35万円 2026年8月
アルト Serie III 18万〜38万円 2026年8月
アルト Reference 54 22万〜42万円 2026年8月
アルト Supreme 38万〜70万円 2026年8月
アルト Mark VI 40万〜95万円 2026年8月
テナー SA80 Serie II 20万〜42万円 2026年8月
テナー Serie III 22万〜45万円 2026年8月
テナー Supreme 45万〜82万円 2026年8月
テナー Mark VI 50万〜120万円 2026年8月
ソプラノ Serie III 20万〜40万円 2026年8月
バリトン SA80 Serie II 35万〜70万円 2026年8月
バリトン Serie III 40万〜75万円 2026年8月
この表を見て「自分のSA80 Serie IIなら20万円以上になる」と考えるのは早計です。
公開されている価格帯は、そのモデルが中古市場でどの程度の価格レンジを持つのか把握する材料にはなります。しかし実際の査定では、タンポの状態、管体の凹み、ネックの変形、キーのガタ、ラッカーやメッキ、修理歴、付属品なども確認されます。
また、同じモデルでもゴールドラッカー、銀メッキ、金メッキ、ブラックラッカー、スターリングシルバーなど仕様が異なれば、単純比較はできません。
つまりセルマーの買取相場は、「セルマーはいくら?」ではなく、「どの楽器種・モデル・年代・仕様の個体なのか」まで絞って見ることが重要です。
セルマーの実際の買取実績は?Serie II・Serie IIIでも価格差がある
参考価格帯とは別に確認したいのが、実際に公開されている個別の買取実績です。
サックス高く売れるドットコムでは、2026年9月1日に兵庫県で、ケース・マウスピース・リガチャー付きで「程度良好」とされたSELMER Series IIIテナーサックスが33万円で買い取られた実績が公開されています。
2026年8月25日には愛知県で、シリアルナンバー760179のSuper Action 80 SERIE IIアルトサックスが20万円でした。
2026年8月20日には埼玉県でSuper Action 80 SERIE IIテナーサックスが26万円、同じ8月20日には長野県で1993年製Super Action 80 SERIE IIアルトサックスが17万円という実績があります。
さらに2026年7月28日には神奈川県で、66万番台・ハードケース付きのSERIE IIIテナーサックスが35万円。7月25日には東京都で、彫刻入りSA80 IIバリトンサックスが60万円で買い取られています。
7月20日の東京都では彫刻入りSA-80 IIテナーサックスが32万円、7月16日には香川県で、本田雅人氏選定品とされる75万番台のSuper Action 80 Series IIアルトサックスが30万円という公開実績もあります。
一方、同じSuper Action 80 Series IIアルトでも、2026年8月2日に公開された1992年頃の個体は6万6,000円でした。
ここから分かるのは、「Serie IIなら○万円」とモデル名だけで査定額を決めつけられないということです。
1992年頃のSA80 IIアルトが6万6,000円、1993年製のSA80 IIアルトが17万円だったからといって、「1年違うだけで10万円以上変わる」と解釈することもできません。
公開されている情報だけでは、それぞれの状態、修理の必要性、仕様、付属品などすべての条件が同一だったとは確認できないからです。
これは相場情報を読むうえで、とても重要なポイントです。
検索結果で一件の高額実績を見つけても、それを自分のセルマーへそのまま当てはめない。一方、一件の低い実績を見て「自分の楽器にも価値がない」と決めつけない。
参考相場はモデルの価格レンジを見るもの、個別実績は実際にどのような一本がいくらで評価されたかを見るもの。 この二つを分けて考えるだけでも、相場の読み違いはかなり減らせます。
リペアラーとして私が中古サックスを見るときも、モデル名はあくまで入口です。
そこからネック、管体、キー、タンポ、修理痕などへ視線を移して、初めて「この一本はどのような状態なのか」という話になります。
なぜMark VIなど古いセルマーは高額査定になることがある?
セルマーの買取相場を調べていると、現行・比較的新しいモデルとは別に、ヴィンテージモデルが高額で評価された事例が見つかります。
その代表的な存在がMark VI(マーク6)です。
セルマーの歴史は古く、1885年にアンリ・セルマーがパリで工房を構え、1920年代にはサクソフォン製造へ進出しました。その後、Balanced Action、Super Balanced Action、Mark VI、Super Action 80など、時代ごとに異なるモデルが生み出されています。
Mark VIは1950年代から1970年代にかけて製造されたモデルとして知られ、現在は新品の現行品ではなく、ヴィンテージ市場で取引されています。
そのため、一般的な中古製品のように「製造から時間が経っているほど安くなる」という見方だけでは評価できません。
大久保管楽器店の公開買取事例でも、1963年製A.Selmer MARK VIに107万円という実績があります。
また、同店では1975年製Selmer MARK VIIが49万円、1991年製Selmer SERIE IIが51万5,000円で評価された事例も公開されています。
ここで注目したいのは、単純に「きれいだから高い」という話ではないことです。
1975年製MARK VIIの公開事例ではラッカーの変色があり、1991年製SERIE IIについても大幅な調整が必要な状態でした。それでも年代や個体そのものを含めた評価が行われています。
これはセルマーの査定を考えるうえで非常に重要です。
古さや使用感はマイナス要素になり得ますが、古いことだけを理由に価値が決まるわけではありません。
特にヴィンテージでは、製造年代、シリアル、仕様、オリジナルパーツがどこまで残っているか、過去にどのような修理や再仕上げを受けたかなど、現行中古品とは少し違った視点が必要になります。
オリジナルラッカーとリラッカーは分けて考える
古いセルマーで慎重に扱いたいのが、表面仕上げです。
長年使った個体にはラッカー剥がれ、変色、細かな傷などが見られることがあります。そこで「磨いてきれいにすれば査定で有利になるのでは」と考える人もいるでしょう。
しかしヴィンテージでは、オリジナルの仕上げがどこまで残っているかが確認材料になる場合があります。
再塗装・再ラッカーされた個体と、製造時の仕上げを保った個体を、単純に「きれいなほうが上」と判断することはできません。
筆者としては、古いセルマーほど「査定前に見た目を改善しよう」としないことをおすすめします。
とくに強い研磨や再仕上げは元の状態へ戻せません。売却を考えているなら、まず現状を見てもらうほうが、その個体が持つ情報を残せます。
セルマーの査定ではどこを見る?リペアラー視点の確認ポイント
セルマーの査定で重要なのは、価値を無理に上げようとすることではありません。
その一本が何で、現在どのような状態なのかを正確に伝えられるようにすることです。
モデル名とシリアルナンバーを混同しない
まず確認したいのが、モデルを特定するための表示とシリアルナンバーです。
ここで注意したいのは、「モデル名」「メーカー刻印」「シリアルナンバー」は同じ情報ではないということです。
管体にある刻印や番号を確認し、分からない場合は無理にモデル名を推測せず、刻印部分と番号部分を写真に残すほうが確実です。
特にヴィンテージでは、シリアルナンバーが製造時期を推定する材料になります。
査定を依頼するときに「古いセルマーです」とだけ伝える場合と、楽器種、刻印、シリアル、仕上げが分かる写真を提示する場合では、査定側が最初に得られる情報量がまったく違います。
タンポは「見た目」だけで判断できない
長期間吹いていないセルマーでは、タンポの状態が気になるところです。
タンポとは、キーの裏側に付いているパッド状の部品で、トーンホールを塞いで気密を確保する重要な役割があります。
革の表面が古く見えるかどうかだけではなく、実際にはトーンホールを適切に塞げるか、硬化や破れがないか、キーとのバランスが崩れていないかなどが演奏状態に関わります。
そのため、自宅で見た目だけを確認して「タンポが古いからジャンクだ」と決める必要はありません。
逆に外見がきれいでも、気密が取れていなければ調整や交換が必要になることがあります。
売却を決めている場合、高額なオーバーホールを先に行えば必ず査定額で回収できる、とはいえません。
私はリペアラーとして整備そのものには大きな意味があると考えています。しかし、「これから演奏するための整備」と「売却額を上げるための整備」は目的が違うのです。
売却前なら、まず現状で査定を受け、修理費と査定への影響を確認してから判断するほうが合理的です。
ネックは凹みだけでなく変形にも注意する
サックスのネックは、見た目以上に繊細な部分です。
目立つ凹みだけでなく、過去の衝撃などによって本来の形状から変化している可能性もあります。
ただし、自分で曲げ戻してはいけません。
力の加え方を誤れば状態を悪化させるおそれがあり、査定前に行う作業としてはリスクが大きすぎます。
ネックを外して確認する場合も、無理な力を加えず、傷、凹み、変形の有無を目視する程度にとどめます。
純正ネックが別に保管されている場合は、それも捨てずに査定時に伝えてください。
ベル・U字管・キー支柱・ハンダ修理痕を見る
管体では、ベルの縁や胴部分だけでなく、底部のU字管周辺も確認したい場所です。
過去にぶつけたことがある楽器では、凹みや歪みが残っている場合があります。
さらにリペアラーの視点で気になるのが、キー支柱周辺やハンダ付けされた部分の修理痕です。
支柱が外れた履歴や再ハンダの跡などがあれば、その一本が過去にどの程度の修理を受けたのかを判断する材料になることがあります。
もちろん、修理歴があるだけで価値がなくなるわけではありません。
むしろ適切な修理によって演奏できる状態が保たれてきた楽器もあります。重要なのは、修理歴を隠そうとしたり、自分で修正したりするのではなく、分かる範囲で伝えることです。
キーのガタや動作は無理に直さない
長期間吹いていないサックスでは、キーを動かしたときに違和感があることもあります。
キーのガタ、バネの状態、連動部分のズレなどは調整対象になり得ますが、査定前に自分でキーを曲げたり分解したりするのは避けてください。
サックスは多数の部品が連動して動く楽器です。
一箇所を力任せに直したつもりでも、別のキーの閉じ方やバランスへ影響することがあります。
査定前に必要なのは調整ではなく観察です。
「このキーの戻りが遅い」「ここにガタを感じる」と分かれば、その情報をそのまま伝えれば十分です。
セルマーを査定へ出す前に何を準備すればいい?
セルマーを手放すと決めたら、査定直前に新品のような外観へ近づける必要はありません。
それよりも、査定担当者がその一本の価値を判断できる材料を集めることを優先してください。
確認するなら、次の順番が分かりやすいでしょう。
- アルト、テナー、ソプラノ、バリトンなど楽器種を確認する
- モデル名が分かる表示や刻印を撮影する
- シリアルナンバーを撮影する
- ラッカーやメッキなど表面仕上げを確認する
- ベル、管体、U字管、ネックの凹みや変形を確認する
- タンポ、キー、支柱周辺を無理のない範囲で見る
- 再ハンダなど過去の修理痕が分かれば記録する
- 純正ケース、ネック、マウスピース、リガチャー、キャップを探す
- 保証書や過去の修理・調整明細が残っていればまとめる
- 凹みの押し戻し、キー曲げ、分解、強い研磨はしない
写真は楽器全体を一枚撮るだけでなく、刻印、シリアル、ベル、ネック、傷や凹み、ケース、付属品まで分けて撮影しておくと状態を説明しやすくなります。
そして、購入時の保証書や過去の修理明細が残っているなら、一度確認してみてください。
中古サックスでは現在の状態が重要ですが、修理・調整の記録があれば、どのような整備を受けてきたのかを説明する材料になります。
付属品は「使っていないから不要」と判断しない
セルマー純正ケース、純正ネック、マウスピース、リガチャー、キャップなどが残っているなら、本体と一緒に確認してもらいましょう。
2026年9月1日に33万円で買い取られたSeries IIIテナーの公開実績にも、ケース、マウスピース、リガチャーが付属していたことが記載されています。
もちろん、33万円という金額が付属品によって決まったと断定することはできません。
それでも、本体と一緒に使われていた純正品や付属品は査定時に確認してもらう価値があります。
特に交換用ネックやマウスピースなどは、本体とは別に中古需要が生じることもあります。
「これは本体ではないから関係ない」と処分するのではなく、まず一緒に提示してください。
セルマーの買取相場をどう読む?「個体の履歴」まで見るのが重要
ここまでの公開実績を見ると、セルマー査定の特徴がはっきりしてきます。
モデルが価値の土台になり、そこへ年代、仕様、状態、オリジナル性、付属品、修理歴といった「個体の履歴」が重なって最終的な評価へ近づくということです。
たとえば、2026年7月16日に30万円という実績が公開されたSuper Action 80 Series IIアルトには、「本田雅人氏選定品」「75万番台」「ケース付」といった具体的な情報があります。
これは「中古のSerie II」という一言だけでは表現できない、その個体固有の情報です。
同様に、1992年頃のSA80 IIアルト6万6,000円と、1993年製SA80 IIアルト17万円を比べても、製造年だけから価格差の原因を説明することはできません。
状態、仕様、調整の必要性、付属品など、公開情報だけでは揃わない条件があるからです。
筆者としては、ここがセルマーの相場記事を読む際の最も大切なポイントだと考えています。
相場の数字そのものより、「その数字がどの条件の一本についたのか」を見る。
これができると、自分の楽器に近い事例と、単にモデル名だけが同じ事例を分けて考えられます。
また、ヴィンテージではオリジナルラッカーか再仕上げか、ネックなど主要パーツがオリジナルか、修理痕がどの程度あるかといった情報も重要になり得ます。
だからこそ、古いセルマーを査定へ出す前に「きれいに直しておこう」と手を加えすぎるのはおすすめできません。
価値を上げようとして履歴を消してしまうより、現状を保存したまま、何が残っているのかを正確に伝える。
リペアラーとしては、こちらのほうがセルマーのような個体差の大きい楽器に合った査定準備だと考えます。
筆者が考えるセルマー査定の本質は「高く見せる」ことではない
セルマーの公開相場と実績を追っていくと、「古い=安い」「新しい=高い」という単純な物差しでは説明できないことが分かります。
1963年製A.Selmer MARK VIに107万円という公開買取事例がある一方、比較的新しいモデルでも状態によって査定額は変わります。
私は、この違いこそセルマーを売る前に知ってほしい部分だと考えています。
査定前にやるべきなのは、ピカピカに磨いて「高そうに見せる」ことではありません。
モデルを特定する。シリアルを残す。ネックや管体を確認する。タンポやキーの状態を把握する。ケースの中から純正付属品や修理記録を探す。
この一つひとつが、そのセルマーを正しく説明する材料になります。
特に長期間演奏していない個体では、タンポが劣化していたり、キーに調整が必要だったりすることがあります。
それでも、整備が必要であることと、そのモデルや個体に中古市場で価値があるかどうかは別の問題です。
反対に「セルマーだから高額になるはず」と決めつけるのも危険です。
同じSA80 IIアルトでも公開実績には大きな差があります。モデル名だけでは、一本ごとの状態まで表現できないからです。
だから査定結果を見るときは、金額だけでなく、「なぜこの評価なのか」まで確認することをおすすめします。
管体の状態なのか、タンポやキーの調整が必要なのか、仕様や年代が評価されているのか、付属品を含めて判断されているのか。
説明を聞けば、単なる数字だった査定額に理由が見えてきます。
これは必ず最高額を取るための方法ではありません。
大切なのは、価値が分からないまま手放して後から悔やむ可能性を減らすことです。
相場は答えではなく、自分のセルマーを評価するときの基準線。
その基準線と、自分の一本が持つモデル、年代、状態、オリジナル性、履歴を照らし合わせる。それがセルマーの買取相場と向き合ううえで、私が最も大切だと考えている姿勢です。
まとめ|セルマーのサックス買取相場はモデルと個体条件を分けて見る
セルマーのサックスは、モデルによって参考買取価格帯が大きく異なります。
2026年8月時点の公開参考値では、アルトのAxosが10万〜23万円、SA80 Serie IIが16万〜35万円、Supremeが38万〜70万円、Mark VIが40万〜95万円。テナーMark VIでは50万〜120万円という価格帯が示されています。
一方、個別の公開実績では、2026年9月1日のSeries IIIテナー33万円、8月20日のSA80 IIテナー26万円、7月25日のSA80 IIバリトン60万円、8月2日の1992年頃SA80 IIアルト6万6,000円など、同じブランド・シリーズでも幅があります。
ヴィンテージでは、1963年製A.Selmer MARK VIが107万円で評価された公開事例もあります。
だからこそ、参考価格帯と個別の買取実績を混同しないことが大切です。
モデル、楽器種、年代、シリアル、仕上げ、オリジナル性、ネックや管体、タンポ、キー、修理歴、付属品。これらを一つずつ確認することで、自分のセルマーを判断する材料が揃っていきます。
そして査定前に、凹みを押し戻す、キーを曲げる、分解する、強く研磨するといったDIY修理は避けてください。
「いくらになるか」を急ぐ前に、「自分が持っているセルマーは何で、どんな状態なのか」を知る。
それが、価値の分からないまま大切な一本を手放さないための第一歩です。
よくある質問
セルマーのサックス買取相場はいくらですか?
モデルや楽器種によって大きく異なります。2026年8月時点の公開参考価格帯では、アルトSA80 Serie IIが16万〜35万円、Serie IIIが18万〜38万円、Mark VIが40万〜95万円、テナーMark VIが50万〜120万円などです。
ただし、これは個別の買取保証額ではありません。実際の査定額は年代、状態、仕様、オリジナル性、付属品、市場状況などによって変わります。
タンポが劣化したセルマーでも査定できますか?
タンポが劣化していたり、調整が必要だったりする個体でも査定対象になり得ます。
タンポやキーの状態は査定材料になりますが、整備が必要だからといってモデルそのものの価値がなくなるわけではありません。売却目的なら、高額な修理を先に行う前に現状で査定を受け、整備費とのバランスを確認する方法があります。
古いセルマーは磨いてから査定に出すべきですか?
特にヴィンテージは、強く磨いたり再仕上げしたりする前に、現状のまま専門知識のある査定先へ見てもらうのが無難です。
オリジナルラッカーや経年変化、修理履歴などが確認材料になる場合があります。軽い日常清掃を超える研磨、再塗装、凹み修正、キーの曲げ直しなどは自己判断で行わないほうが安全です。
瀬野奏(せの かなで)/フリーランス楽器リペアラー


